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358 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/07(木) 13 16 50.61 ID Jo4c27150 ピリリリリ……ピリリリリ……ピッ 友「もしもーし」 ?「俺だ。今すぐうち来てくれないか?」 友「……失礼ですがどちら様でしょうか?」 ?「俺だっつーの。携帯なんだから名前出るだろ」 友「いやでも、女性の方ですよね?男の彼女さん?」 ?「あー、そっか……ん、まあそういうことでもいいからさっさと来てくれ。来い」 友「なんて横暴な。あっ、男に言わされてるんですかー?」 ?「来ればわかる!!」 ピッ 友「何だったんだ?」 360 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [散髪いってきます保守] 投稿日: 2006/09/07(木) 13 52 30.57 ID Jo4c27150 ピンポーン 友「来たぞー」 ?「おー、入ってくれ」 友「お邪魔しますっと。あ、さっきの男の彼女さんですね?」 ?「……まあわからないか。俺も鏡見た時は信じられなかったし。でも――」 友(くそ、男の奴。彼女なんか別に要らないとかいって、こんなかわいい彼女をいつの間に!) ?「――から女に変わるなんてありえないだろ?だからお前を――」 友(いやまて、見た目からすると妹って可能性も……もしそうなら紹介してもらおうか) ?「――それに医者に言うって言っても、信じちゃくれないだろうし――」 友(これで俺の彼女いない歴=年齢ともおさらば!ビバ青春!!ビバ彼女!!) ?「――というわけだ。……おい、話聞いてるか?」 友「もちろんですよ! で、男の妹さん、男はどこですか!!話し合わなくてはいけないことが!!」 ?「……まったく聞いてないな」 友「いえいえ、滅相もない!で、男はどこに――」 ?「俺だ」 友「――いるんですか?……え?」 ?「……俺がそうだって言ってるだろ」 373 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/07(木) 17 48 12.73 ID Jo4c27150 友「ははははは……冗談は」 男「始めて告白された相手が男の先輩だった」 友「っ!?」 男「街角できれいなお姉さんに声をかけられ、ついて行ったらいつの間にか三十万の絵を買わされた」 友「お、おい……」 男「お、まだ信じないか。色々なエピソードあるから片っ端から言ってくぞ、大声で」 友「いや、その」 男「中学時代好きだった子の前でー!」 友「わかった!信じる、だからストップ!!」 男「……」 友「……」 男「裸で「わあぁぁぁぁーー!!!」 男「……」 友「はぁはぁ……」 男「裸で「わああぁぁぁぁーーーー!!!」 ------------------------------------ 男「信じたか?」 友「はぁ、はぁ……その、鬼畜、っぷりは、確かに、男……」 男「よし信じてないな。じゃあ今のをメールでみんなに送るか」 友「やめろぉぉーー!!!」 375 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [国際間違い電話がかかってきた。ニーハオ言われた] 投稿日: 2006/09/07(木) 18 14 12.63 ID Jo4c27150 友「でもさ」 男「何?入力できたから後は送信押すだけなんだが」 友「それだけはやめてくださいお願いします orz」 男「で、何だって?」 友「さっきの情報なら男があなたに喋ったってことも……」 男「やっぱ信じてないか……ならあれだ、そこのパソコン、パスワード知ってるから普通に使ってるってのは?」 友「それもなぁ……」 男「まぁ確かに、完全に俺が俺だと立証するのは無理か……悲しいかな。俺に出来ることは、この送信ボタンを押すくらい……」 友「ごめんなさい、無条件に信じます orz」 友「で、一体何がどうなったんですか?」 男「さっきも言ったが一言で言うなら、朝起きたら女になってたと……それと、敬語気持ち悪いんだが」 友「あ、ごめん。てか悪い。でもやっぱこっちから見たら、見知らぬかわいい女の子なわけだから」 男「むぅ、悪い気はしないけどやっぱ変だな」 友「なるべく直すようにしま……するよ」 男「まあさしあたっての問題はそれじゃなく、俺の身体のことなんだが」 友「原因は?」 男「さっきわからないと言った」 友「じゃあ医者に行くとか」 男「信じてくれるわけないだろ。とさっきも言ったぞ」 友「じゃあどうするんだ?」 男「だからそれを……本当に一言すら聞いてなかったみたいだな。送信押すぞ?」 友「まだ残ってたの!?」 378 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [ひとまず終わり] 投稿日: 2006/09/07(木) 18 58 03.49 ID Jo4c27150 男「とりあえずこんな姿じゃ買い物にも行けないから、何か買ってきてくれないか?」 友「そんな姿って、外には女性もいっぱいいるし」 男「男物の服着た女が歩いてれば、絶対目立つだろ」 友「ああ、確かに……いつもの格好じゃあな……」 男「買い溜めほとんどなかったから、昼から何も食べてないんだ。金渡すからよろしく」 友「あいよ」 男「財布渡すけど、千円分くらいでいいからな」 ------------------------------------ 友(でも本当にかわいかったなぁ……あれで男じゃなければ……) 店員「お客さん、これお勧めっすよwwwww」 友「ああ……(いやでも、本当なのか?そうじゃない可能性も……)」 店員「これもこれもお勧めっすよwwwww」 友「ああ……(仮にそうだとしても、もし戻らなかったら女として暮らすんだよな……!)」 店員「あざーすwwwww合計四千二百円っすwwwww」 友「ああ……え?」 ------------------------------------ 男「何だよこの量は?」 友「いや、それが店員の巧みな話術に踊らされて……」 男「よ、四千円超えって……俺の財布の全財産以上だろ!」 友「あー、足りないのは俺が出したんだが……俺も金なくなっちまった」 男「それはどうでもいい。じゃあオーバーした三千二百円は貸しな」 友「買い置きってことでいいじゃん……で、問題は電車乗る金まで使ってしまったんだ」 男「金下ろせば……ああ、もう閉まってるか。じゃあ泊まってけば?」 友「い、いいのかっ!?」 男「何を意気込んで……月一回は学校帰りに泊まってるだろ?」 友「あ、ああ、そうだよな。はははは(女の子と一つ屋根の下ktkr!!)」 671 名前: ◆L97/kAofk2 [保守] 投稿日: 2006/09/09(土) 18 29 15.68 ID fLNrW3hP0 男「まあいい、さっさと食うか。腹減って仕方ない」 友「おう、どれでも食べてくれ」 男「俺の金だろが」 友「なっ!三千二百円俺が負担なら、半分以上俺のおごりじゃないか!?」 男「自業自得だ。これもらうぞ」 友「ああっ!俺の好物っ!」 男「いやぁ俺も好きだったんだよね」 友「思いっきり棒読みだろ!!」 ぱくぱく 男「さてと二つ目」 友「そんなに食べて大丈夫なのか?」 男「いつもこのくらいは食べるぞ。ただでさえ昼から食べてないし」 友「いや、でも女の子になってるから大丈夫なのかなって……」 男「とはいっても、まだ腹空いてるからな」 友「まあいいならいいけど」 ぱくぱく 男「…………なぁ」 友「ど、どうした」 男「やっぱ無理っぽい……残り食べてくれないか?」 友「だから言ったのに……(そうだ!)」 友「じゃ、じゃあだな!『友君、これ食べてくれないかな♪』って上目遣いで言ってくれたら食べてあげてもいいぞっ!」 男「恥ずかしくないのか?それはともかく別に捨てたっていいんだが……」 友「ごめんなさい!言ってくださいお願いしますっ!!」 男「土下座してそんなこと頼み込むなよ……」 702 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [保守] 投稿日: 2006/09/09(土) 21 40 11.09 ID fLNrW3hP0 男「わかったわかった。言ってやる」 友「ほんとかっ!?よしじゃあ――」 男「トモクンコレタベテクレナイカナ」 友「…………」 男「満足か?」 友「…………い」 男「?」 友「意外とこれでもいいと思った自分に嫌気が……」 男「あー変態だな。死んでいいよ」 友「あああ……なんでただの棒読みで……」 男「まさかこっちもそんな反応だと思わなかった」 友「はぁ……いやいい……いいんだけど人としてなんか……」 男「土下座して頼んでた時点で終わってるよ。あー、しかし腹が痛い……」 友「さすろうかっ!!」 男「反応早いな。でもそんな反応された奴に触られたくないからいい」 友「ああ、嫌わないでぇー……」 男「うー……ちょっと寝るわ。適当に食べたり漫画見たりしてくれてていいぞ」 友「……放置プレイハァハァ」 男「……追い出すぞ?」 712 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [俺に出来るのは駄文を書き散らすぐらいだな] 投稿日: 2006/09/09(土) 22 44 52.40 ID fLNrW3hP0 男「Zzz……」 友「……もしもーし?」 男「Zzz……」 友「寝てますかー?寝てますねー?」 男「…………」 友(目の前で女の子が無防備に寝てる!例え中身が男でも手を出さないでいられるだろうか、いや出来ない!) 友「フヒヒヒ……ちょっとおっぱいを拝見……」 男「うーん……」 友「ぁ、寝返り……こうなったら逆から……」 男「うーん……」どかっ 友「いっ!?(顔叩かれた顔叩かれた!?)」 友「な、なんて寝相だ……こうなったら実力行使で一気に」 男「うーん」ずんっ 友「っっ!?(お、俺の息子が大ピンチーっ!?)」 友「お、お前もしかして起きて……」 男「うん。てか当たり前だろ、寝ながら急所狙うのは無理だ」 友「うぅ、お前も男ならこの痛みがぁー……」 男「なんとなく貞操の危機を感じたからな」 友「くっ……な、ならこの痛みを癒すため胸ぐらい触らせろ……」 男「いいぞ」 友「やっぱ駄目か……っていいのか!?」 男「いや嘘。反応面白いな」 友「……この湧き上がる殺意をどこへやれば……」
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1 2010/7/3 ※ムギ http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1278167203/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る あずにゃん・・・ -- (名無しさん) 2015-05-10 22 57 36 確かに傑作だww -- (名無しさん) 2015-02-25 02 14 31 梓は犠牲になったのだ -- -- (名無しさん) 2015-02-23 00 22 41 傑作だな -- (名無しさん) 2013-11-02 00 37 57 wwwwwwww -- (名無しさん) 2011-10-30 14 43 08 私は女の子がじゃなくて、女の子もすきだよ!恋愛感情でね♪ -- (名無しさん) 2011-10-29 23 00 54 誰か梓を助けてあげなよ…… -- (女子中学生なう☆) 2011-08-28 00 27 43 素晴らしい勢いだった -- (名無し) 2011-06-03 21 29 14 シリアスかと思ったら、カオスだった。 -- (名無しさん) 2011-05-26 00 40 59 信…wwww -- (名無しさん) 2011-05-25 22 25 31
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赤い目をした女の子 01 「ほら、早く部屋から出てきなよ」 「………」 返事は無い。いつものことなのだが……… 彼女は重度の恥ずかしがり屋なのだ。 「どうせ覗き窓から見てるんだろ」 そう言いつつ、ドアについている覗き窓を覗きこんでみる。 「やっぱり」 覗き窓の奥には赤い色のみが広がっている。彼女の赤い瞳だ。 「早く行くよ。うさぎちゃん」 結局、彼女が部屋から出てきたのは、それから10分後のことだった。 「いい加減、そのサングラス外したら?」 「…で…でも」 何をそんなに躊躇う必要があるのだろうか、俺にはわからない。 「とっても綺麗だよ。うさぎちゃんの赤い瞳」 「う…うさぎちゃんって…その呼び方は…その…」 今度は「うさぎちゃん」という呼び方に不満があるみたいだ。 「サングラスは取る。うさぎちゃんって呼ぶのはやめない。 だってそのほうが可愛いんだからさ」 「か…かわ…かわ…」 照れたのか、うさぎちゃんは目だけでなく、顔全体を真っ赤にしてしまった。 もともと色白なので、その過程が実にわかりやすい。 なんとも愛らしい。 「あっ………」 うさぎちゃんが咄嗟にサングラスを外す。 「見つけたの?」 「は、はい」 うさぎちゃんの赤い瞳は、そこいらの普通の目とは違う。 普通の目では見えないものまで見ることができる。 「で、どっち」 「こっちです」 まぁ、俺には何がどのように見えているかはわからない。 「近いです。すぐそこです」 うさぎちゃんの案内のおかげで、 行方不明になっていた少年を見つけることはそう難しくはなかった。 「もう大丈夫だよ」 「あ…う…あ……」 少年は酷く怯えた様子だった。 ガクガクという擬音が見えそうなくらいに震えている。 「あ、あのっ!」 うさぎちゃんが慌てた様子た様子で俺を呼ぶ。 なんだ、そういうことか。今回の仕事は「そういう物」関係だったのか。 「はっ、早く逃げないとっ!」 よくよく見ると、うさぎちゃんも震えている、 この少年といい勝負をしそうな位に。 うさぎちゃんは臆病者なのだ、正にうさぎの如く。 だからこそ、うさぎのように危険な物に対して敏感なのだろう。 「じゃ、逃げよっか」 うさぎちゃんは勿論、俺にも戦う力なんてものは無い。 ただ逃げるだけ。 正に脱兎の如く うさぎちゃんとの出会いを紹介しよう マンションをかえて間もないころ話だ。 壁に不審な穴が空いているのを俺は発見した。 「ん?なんだこれ…」 何の気なしに穴を覗いてみる。 穴の奥にあったのは赤一面の世界。 「…ポスターでも張ってるのか」 その場はそれで納得しておくことにした。 その後、管理人に、「その部屋に目が赤い女が住んでいる」 と聞き、そのとき隣人がこちらを覗いていたことを理解した。 理解したら、ムカついてきたので文句のひとつでも言ってやろうと、隣の部屋を尋ねることにした。 「いないのかな」 隣人が出てくる様子は無い。 ドアに付いてた覗き窓を覗いてみる。 「別にいいよな、先に覗いてきたのはそっちが先な……」 再び広がる赤の世界。 ブチッ おそらく、そんな感じの音が頭からしただろう。 ようするに、俺はブチ切れてしまったのだ。 「てめぇ!このアマァ!いい加減にしろよ!」 そう言いつつドアを蹴ると、ようやくドア開いた。 中から出てきたのは、小動物のように震え、涙を流していた… えー…なんというか、非常にかわいらしい女性だった。 「どうも、隣に引っ越してきた者です」 俺の怒りは行方不明になってしまったようだ。 つまり、どこかへ行った。 これが俺とうさぎちゃんとの出会いだ。 「えーっと…場所は…」 「は…早く帰りましょうよ…」 携帯電話で話し中だというのに、うさぎちゃんが震えながら俺の腕にしがみついてくる。 「はい、じゃあ後はよろしくお願いします」 用件を伝え終わり携帯を切るころには、彼女は涙を流していた。 「…なんで、こんなことしなくちゃいけないんですか」 涙ながらに俺に訴えてくる。まったくもって愛らしい。 「これが俺達の仕事なんだから仕方ないでしょ」 そんな彼女の姿を見ると、自然と口調もやわらかくなってしまう。 「…それは、そうですけど」 うさぎちゃんの瞳と危険なものを感知する能力(うさぎちゃんという呼び名にちなんで耳と名付けた。もちろん彼女には不評だ) は、優秀なレーダーになるのだ。 可哀相だが仕方がない。 まぁ、見つけたらそれで俺達の仕事は終わり。 あとは他人まかせなのなのだが 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
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← ↑ → 117 : ブロガー(アラバマ州):2007/03/15(木) 01 05 30.25 ID nVRgrpjC0 「お前、水泳も速いな」 「本当にスポーツ万能だよな……頭はアレだけど」 そう言われていたあの時代がふとよみがえる。 そんな俺が今この砂浜で何をしているかというと…… 「あぼがぼべぼ」 「美幸ちゃーん!!」 女の子になって、溺れています 「大丈夫……?」 「心臓が止まっている……心臓マッサージを」 「いや止まってないから。あんたは胸揉みたいだけでしょ」 いやね、いきなり深くなっているところがあって、気がついたらこのざまですよ 本当に運動に向きませんねこの体 「ごめん、心配かけちゃって……」 「大丈夫。人工呼吸だろうが心臓マッサージだろうがしてあげるから」 いや、いらないから。というか翠さんって本当にそっちの人なの? 「いい加減にしろ翠」 「しばらく休んどいたほうがいいよ」 「うん……みんなは楽しんできなよ」 「うん。じゃあゆっくりやすんでてね。」 119 : ブロガー(アラバマ州):2007/03/15(木) 01 07 36.17 ID nVRgrpjC0 ちくしょう。男だったときが懐かしいぜ。そういえばあれからもう3ヶ月か あの世界には……もう戻れないんだろうな…… 「どうしたの駿?大丈夫?」 友之が話しかけてくる 「あれ?お前みんなと一緒に行ったんじゃね―の?」 「女の子一人にしてるのは危ないと思って」 「大きなお世話だこの野郎……なあ友之」 「何?」 「元の世界に戻れる日って、来るのか?」 多分誰も答えが分からないであろう質問を友之にぶつける 「分からない……もう戻れないかもしれない」 そして帰ってきたのは予想通りの答えで 「そっか。分かった」 もうこの世界で生きていくしかない。そんな決意の確認をする 俺は自分の母親として、あいつはその父親として生きていく それが俺たちに課せられた義務なんだと言い聞かせる そうしないと……俺たちは消えてしまうかもしれないから 歴史をつなぐことが、俺たちの役目であり、存在し続けられる手段だから だけど…… 121 : ブロガー(アラバマ州):2007/03/15(木) 01 12 01.08 ID nVRgrpjC0 「美幸ちゃん美幸ちゃん」 「あれ?駿、呼んでるよ」 見ると洋子が手招きしている。行ってみよう 「何?洋子」 「何じゃないわよ。何西村君といい感じになってるのよ?」 「え?そんなつもりは……」 というか、そんな風に見えるのかあれ 中身は男同士なんだけどな。 「まあ、西村君は優しいから心配したんだろうけど、おかげで夏紀が……」 「どうしたの」 「3時からの『水着美人コンテスト』で勝負だって聞かないのよ~」 「……どうせ焚き付けたんでしょ?」 「……ばれた?」 いや、可愛く舌を出してもだめだから。 美人コンテストとか……無理だから だって……男の子だもん!(精神的な意味で) 122 : ブロガー(アラバマ州):2007/03/15(木) 01 17 18.36 ID nVRgrpjC0 夕方 「おめでとう美幸ちゃん」 「まさか優勝しちゃうなんてね」 うん、優勝しちゃったんだすまない。 「巨乳のスク水に加え、マイクに頭ぶつけるのは反則よね」 「もうあれで勝負ありよね。ちょっと涙ぐんでたし」 「もう私のハートを鷲掴み。そしてあの胸を鷲掴みにしたい」 いやね、ものすごい人だったんですよ。そりゃ緊張もしますよ だからって自分でもあれはどうかと思うけどさ 俺に言わせればあのなかで元気に自己アピールしてた夏紀ちゃんのほうが凄いわけで 「はいはい、どうせ私は準優勝ですよ」 そう、夏紀ちゃんは準優勝だったんだ。 「だから言ったのに。ただでさえ胸の分圧倒的不利なんだから」 「圧倒的……」 「いや、それでも十分だよ~」 「……また勝てなかったよ」 「ん?何か言った?」 「え?ううん、何でもないよ」 123 : ブロガー(アラバマ州):2007/03/15(木) 01 17 47.32 ID nVRgrpjC0 「で、優勝賞品は?」 「いや、まずは準優勝からだろ常識的に考えて」 「じゃあ、あけます」 「こっ…これは!?」 「……うまい棒が……300本」 「だめだこりゃ、次いってみよう」 準優勝でこれじゃ期待できないけど…… 「えーと……これは……」 「旅行男女ペアチケット」 「ええ~!?」 「ちょ、夏紀、声でかっ」 「えええええだって男女旅行チケットってぇええええ!?」 ふーむ……どうするべきか。もし行くのなら友之とが一番安全だけど 「はい!私が男のふりして美幸ちゃんと行きます」 「却下。美幸ちゃんがトラウマを植え付けられかねない」 「じゃあ……換金してみんなでご飯行く?」 これが一番安全だよな。いろんな意味で 「よーし、じゃあ祝勝会だ!」 この世界で「東美幸」として生きていくことに抵抗がないわけではない 不安がないわけでもない。そして……疑問がないわけでもない でも……毎日は楽しい。こんな友達に囲まれて、凄く楽しい だから今だけは……この楽しさを感じていたい
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← ↑ → 18 名前: アナウンサー(長屋) :2007/03/29(木) 23 47 17.58 ID MNua1Kme0 「あははははははは!駿くーん、飲んでるぅ?」 うちに遊びに来た友之のおばさんが俺に酒を勧めてくる それにしてもこのおばさん。ベロンベロンである 「俺は未成年だから飲めません……」 「知ってるわよ~。だから飲め!!」 ああもう……これだから酔っ払いは…… 「あれ~?なんか駿君、しばらくの間にずいぶん男らしくなったじゃない?」 「昨日あったばかりですが……」 「知ってるわよ~」 ああもう!! 「ほら夏紀ちゃん。人の息子を誘惑しない」 反対に母さんはまったく酔ってない……どんだけ酒強いんだこの人 床にはいろいろな瓶が20本は転がっている 「大丈夫よ~私はアンタほど色気ありませんから」 もはや色気以前の問題だと思いますが…… 「高校の時から凄かったのよこの子。男の子の目を釘付けにしてたんだから」 「もう……息子の目の前でそんなこと言わないでよ」 19 名前: アナウンサー(長屋) :2007/03/29(木) 23 53 19.06 ID MNua1Kme0 「結構…羨ましかったんだよ。アンタのこと……本当に『女の子』って感じでさ」 「夏紀ちゃん……」 「こんな女の子になりたいって、ずっと思ってたんだ。可愛くて、おしとやかでさ、頭もよくってさ」 急に酔いが覚めたように友之のおばさんが話し出す 「私、ずっと負けてるなって思ってたんだ」 「でも……好きな人に振り向いてもらえるかどうかは別だったよ。」 「うん……けど、もし……さ。もし美幸ちゃんとアイツが幼馴染だったら、アイツは私に振り向いてくれたかな?」 「……どうだろうね」 「そしたら……わたしの負けだっただろうね。完璧に」 「でも……でもね、明るくて、みんなを引っ張っていける夏紀ちゃんは、あのころの私にとって憧れだった。だから、結局負けちゃうんじゃないかって思うよ」 20 名前: アナウンサー(長屋) :2007/03/29(木) 23 56 31.86 ID MNua1Kme0 「ほんとはね」 おばさんが帰った後、母さんが話しかけてくる 「幼馴染になりたいって思ってたんだよ、友則君と。そしたらもっとお話できたりしたのかなって。」 「さっきの話?」 「そう。そしてそれも含めて、夏紀ちゃんは憧れだったの。その夏紀ちゃんがライバルだったからなぁ。そりゃ勝てないよね」 そういって母さんは笑った。 「幼馴染……か」 俺の幼馴染は男だからなあ……あまりピンとこないんd 「……カンチョー!!」 「あqwせdrftgyふじこlp!?」 な、何だ!? 「m9(^д^)9mプギャー」 「この……クソ親父ぃいいい!!」 「俺は浪速のシューマッハだああああああああ!!」 「待てコラぁ!!!!」 あれ?足が……うごか…… 「あはははははははは!!さらばだ明智君!!アハハハ母は母母はアハハハ母ははははははははははあhaはははhahahaははは」 22 名前: 竹やり珍走団(長屋) :2007/03/30(金) 00 01 38.36 ID 9o5RdFyr0 「どうしたの駿、ひどく眠そうだけど……」 「寝起きが最悪だったんだよ……」 何なんだあの夢……特に後半。 でも、前半は確か記憶にあることで……あれが本当なら 「な、何?人の顔じっと見て」 東美幸は、西村友則が好きだったわけで つまりそれは、俺がこいつのことを好きになるということが正しい歴史なわけで 「無理だぁー!!」 「何が!?」 だって俺男だし!!いや、でもいずれ父さんと結婚しなくちゃいけないわけなんだよな…… あの親父と…… 「やってられっかー!!」 「いったいどうしたんだよ!?」 そのうち俺は、考えるのをやめた…… 23 名前: 竹やり珍走団(長屋) :2007/03/30(金) 00 08 54.33 ID 9o5RdFyr0 今日は体育祭の前日である。そしていま、最後の練習が終わった 「みんな!明日はいよいよ体育祭だよ!!頑張って優勝しようね!」 夏紀ちゃんの声が屋上に響く。そうか、もう明日なのか それにしてもとてもかっこよく見える。なるほど母さんが憧れていたのも分かる 「2組―!!ファイトー!!」 「オオーッ!!」 「よーし、やるぞ!!」 一致団結。そんな言葉がよく合う掛け声だ。いやいややっている奴は見受けられない これも夏紀ちゃんのリーダーシップがなせる業なのだろう と、翠さんが前に出てきた。なんだろう? 「もし優勝したら、この前の海水浴のときの美幸ちゃんの写真プレゼント」 あのー翠さん、何勝手なことを言っているんですか? 「いよっしゃあああああああ!!」 「さすが市川さん。おれたちにできない事を平然とやってのけるッ。そこにシビれる!あこがれるゥ!」 「あした泣き言言った奴はぶっ殺すかんなぁ!!」 さらに盛り上がっているし……本当に男って奴は ごめんなさい男のときのこと謝りますからもう勘弁してください……
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S そのキャラが実は男の子でもかまわないレベル A そのキャラが元風俗嬢でも結婚できるレベル B そのキャラがキャバ嬢だったら通っちゃうレベル C そのキャラから告られたらOKしちゃうレベル D そのキャラが横で雑魚寝してたらないしょでおっぱい触るレベル [S] ムラトマ ケンダ☆みつる sg [A] かとー 君と銀河 [B] くろやぎ HELP [C] [D] 名前
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342 :横長 [sage]:2007/06/08(金) 17 25 59.77 ID ErABkgko カード・ドミネイト 長編その1 タイトル 【ダイナミック・ポゼッション】 ひょんなことから女の子化する一週間前 『都立振降高等学校・昼休みの教室』 「ほら、急がないと休み時間おわっちゃうよ。あたしが食べさせてあげよっか?」 「ちょ、委員長、みんな見てるって……」 「ん~? いつもの事じゃない。あたしは気にしてないから、キミも気にしないでね。はいっ」 「そ、そんな勝手…… はむっ、はふはふ ……おいしい、です」 「ふふ、ありがと! 早起きして作った甲斐があったわね」 「で、でも、俺なんかのためにに毎日弁当作ってもらって、……いいのかな?」 「もしかして負い目感じてる? 元々料理好きだから気にしないで。それに……」 「?」 「それに、好きな人の為を想って料理を作るのって楽しいんだから!」 わたしがそう言うと、”彼”は視線を下に向けて顔を赤らめた。 ──も~っ、なんて可愛いんでしょ! 若干たれ目がちな瞳はくりっと大きく、それが温和な印象を与えていて、 他の同級生(高校一年生)と比べて明らかに幼さの残る顔立ちは、小学生と言われても通用するぐらい。 短く切り揃えられた柔らかそうな髪は、見ていると頭を撫でたくなる衝動に駆られてしまう。 まるで、某少年合唱団の子供達のように穢れを知らなさそうな彼の風貌は、 まさに美少年という形容がぴったり。 わたしは、彼の全身から発している少年オーラも含めて彼が好き! もう好きで好きで! うは~……(悶絶) 「……委員長っ、いいんちょってば! よだれ出てるっ!」 「うはぁ、イカンイカーン!!」 彼を見とれていたうちに垂らしていたよだれを、慌ててティッシュで拭いとる 「にははっ、委員長面白いね」 どことなく大人びてみえる彼の唇から笑顔がこぼれた。 以前、わたしが廊下で資料をばら撒きながら転んでしまった時に 『ちゃんと前見ないとダメだよ』って、彼が助け起こしてくれたんだっけ。 ──その時と同じ、少年っぽい笑み。 わたしはこの笑顔を見た時から恋に落ちてしまったんだ。 ああもぅ我ながら、なんてベタ……。 横長 [sage]:2007/06/08(金) 17 26 17.99 ID ErABkgko 「ごめん、ちょっとお手洗い行ってくるね」 彼はそう言って彼は席を立った。いつのまにか食べ終えていたお弁当はキチンと弁当袋に収められている。 「おーおー、飽きもせず毎日頑張りますなー! 恋する乙女は格が違った」 「でも恋愛までには進展しないでしょ。色恋沙汰に興味なさそうだもん、彼」 入れ替わりに、親友のAとBが呼んでもいないのににじり寄ってきた。 「いくらショタ趣味だといえ、委員長レベルの女子が毎日弁当作ってくれたら普通オチるとおもうんだけどなー」 「あ、あたしはショタなんかじゃ……」 「……こないだ貸したBLのソフト、年下キャラしか攻略してなかったよね?」 「うっぐ! ……そ、それは年功序列っ! 心だけは体育会系! アハハハー」 「うそばっか」 「でもこれだけ尽くしても反応が無いのって、委員長が女に思われてないんじゃない?」 思わずハッとした。 わたしと彼の関係って、恋人未満、いや、もしかしたら友達どまり? 単に『世話好きなお姉さん』程度にしか思われてなかったりして……。うは~……(落胆) 「進展ならあったよ~。委員長の猛烈プッシュでデートまで漕ぎ着けたって!」 「マジスカ! それは詳しく訊かせてほしいなー」 「訊かせてほしいねぇ」 ネガティブシンキングに浸っていたわたしをよそに、友人のCも加わり、 まるで獲物に喰らいつくかのように迫ってくる。 「ちょww それって昨日の事じゃない! どこで聞いたのよ?」 「彼と委員長はこの学校じゃ目立つから~。黙ってても色々と情報入ってくるんだ~」 「「「とゆことでkwsk!」」」 「kwskもなにも、まだ口約束だけだし話す事なんてないよ。……もしかしたら断られるかも」 「はぁ~。委員長って押しが強いんだか弱いんだか、微妙に判断付きかねるよね」 「うっさい!」 「でも、デートまで漕ぎ着けたら、あとは勢いで……」 「スキみて押し倒しちゃえ~! ○○・テスカトリの猛ダッシュのように!」 「唇を奪って、ついでに○貞も奪っちゃいなよー。○TAで車を窃盗するように!」 「Gファ○ターとガン○ムがドッキングしてGアー○ーになるように、委員長も彼と一つになればいい!」 「まじうっさい! つうか、あんた達の例えは分かりづらいからヤメレ」 「なんだか楽しそうだね。何話してたの?」 穏やかに微笑みながら渦中の人物が戻ってくる。 表情から察するに、わたし達の会話内容は聞かれてないみたい。 「ん? 委員長の惚気話に付き合ってただけだよ~。この、幸せもの~」 Cなりに気を利かせたつもりなのだろうが、 それを聞いた彼の顔は、ぽんっ!と擬音が聞えるくらいに紅く染まってしまい、 居心地悪そうに頭をかいた。 344 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774 [sage]:2007/06/08(金) 17 26 38.43 ID ErABkgko ひょんなことから女の子化する一週間前 『都立振降高等学校・帰り道』 「お昼はごめんね? わたし達をからかうのが趣味みたいな所があるから。A達って」 「いいよ、気にしてないし」 少しは気にしてほしかった…… orz 「そ、っそそそそそ、それよりも、あ、あの、デートの事、なんだけどっ!」 勢いつけて切り出したせいか語尾が荒くなった。おかげで周りの視線を集めまくりんぐ。 これだけ照れているのって、やっぱりわたしを女として意識してるからだよね? 「ええ。来週の日曜でよければ! でも無理なら諦めるから」 思わずうつむいてしまう。ええい! 強気で行けあたし! 守ったら負ける! 「無理じゃないです。……予定、空けましたから」 福音のような彼の声がわたしの耳に届き、嬉々として顔をあげる。 彼の表情は曇っていた。 その表情を見て、ああ、やっぱりか、と思った。 所詮わたしは『世話好きなお姉さん』なんだろう。 このデートも弁当のお礼のつもりで付き合うだけ。 恋人としてではなく、『世話好きなお姉さん』として。 ──それでもいい。 こうして二人でいられれば。 そりゃ、出来ればお付き合い出来れば最高だけど、 今はこうやって彼を≪占有≫していられるだけで、充分満足。 満足、なんだ、ゼイタク言うな、わたし……。 「委員長、大丈夫? 気分悪い?」 彼が心配そうに私の顔を覗いている。 「え? ええ、大丈夫!」 「そうかな。無理しないでどこかで休んだら?」 「へーきへーき! それより予定空けてくれてありがとね?」 「うん……」 彼は右手でグーを作り、第二関節あたりを下唇に当てて彼独特のシンキングポーズを取った。 本人としては渋く格好つけているつもりなのだろうが、少年らしい幼さがそれを可愛くみせていている。 今はその可愛らしい仕草を見ても心癒されなかった。 (彼のキモチ、分かっていたつもりなのに。こう露骨に顔に出されると、きつい。きついよ……) 345 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774 [sage]:2007/06/08(金) 17 26 55.17 ID ErABkgko 「よーし、日曜は楽しもうね!」 あたしは心配かけまいと無理くり笑顔を作った。 彼もホッとした表情で優しく微笑んだが、その微笑もだんだん険しくなる。 「委員長っ!」 「な、なに? いきなり」 「……俺っ、委員長のキモチに答えないとっ、い、いけないって! それで、あ、あのっ!」 またもや語尾が荒くなり、再び視線のシャワーを浴びる事になる。 「あ、ああ、その事なら急いで答え出さなくても……」 「それじゃ!」 「いいのいいの。ゆっくり考えて欲しいな。急いでいる訳じゃないから」 「そんな、でもっ!」 「じゃあ、デートの後に聞かせてよ。ね?」 しぶしぶといった感じで、なんとか引き下がってくれた。 彼の答えなら聞かなくても分かっている。 NOだ。 それを受け入れてしまったら、デートすら立ち消えになるかもしれない。 せめて、デートだけは……。 せめて、日曜になるまでは、彼を≪占有≫していたい……。 でも、その望みは叶うことはなかったんだ。 ──突然の転校。 この次の日から彼の登校拒否が続き、何の連絡もないまま転校してしまったのだ……。 352 :横長 [sage]:2007/06/10(日) 19 25 01.84 ID IrBtbrMo ひょんなことから女の子化して一ヵ月後 『都立振降高等学校・昼休みの教室』 自分を責めた。 ひたすら、自分を責めた。 そりゃもう、A達が『自殺だけはしないでね?』とマジ心配をするぐらいに。 彼がいなくなったのは、わたしの押しが強すぎたからからに違いない。 彼がいなくなったのは、実は彼には元々付き合っていた人がいたからに違いない。 彼がいなくなったのは、わたしが原因で彼がいじめにあっていたからからに違いない。 ……ネガティブな思想が次から次へと湧き出てしまう。 それも仕方ないことかもしれない。 何故なら彼の転校の真相が、一ヶ月経った今でも不明のままだから。 転校してから数日は、転校の理由を聞きだそうと職員室へ通い詰めた。 けれど、彼の転校先や引越し後の住所については、 ウチの担任はおろか、校長ですら詳細を知らないという有様だった。 いくらわたしを避けたいからといって、普通そんなことってありえるの? (あの時、告白の返事を聞いておけば……。振られたとしても、彼が去ることなんてなかったんだ……) 過去の自分の選択に後悔をしてもどうにもならない。人、それをタラレバという。 「あきらめきれないよ……」 机の上につっぷしながら、声が出るか出ないかくらいの小さな呟きをもらす。 彼をあきらめきれない。でも今は彼に会って、あやまりたい、のに……。 「もうっ! 一ヶ月近くもその調子じゃない! アクティブだった頃の委員長はどこへいった?」 「さぁ。もうわたしの中には自責の念しか残ってないよ……」 「委員長! その自責の念で何を手に入れた?」 「(脱)力と迂闊さだ! さすれば勝つ!」 「私は人は殺さない!その無念を殺す!! ……とゆことで、はいこれ」 聖戦士ダンバ○ン(Aが最近ハマっていている模様)ごっこに脊髄反射で付き合いつつ、 手渡されたメモを無気力に眺める。 「何? これは、地図?」 明らかに役に立たない事必至の、イラスト入りの地図だ。 なぜ道案内にスプーのイラストが必要なのですかAさん? 355 :横長 [sage]:2007/06/11(月) 18 03 31.46 ID cJOaK5.o 「そ。彼の家の地図! といっても転校する前のだけどね」 「なら役に立たないんじゃ?」 「どうかなー。転校したからといって、学校だけ変えて引越していないケースもあるでしょ?」 「…………」 「それに彼の近所の人なら、何も知らされてない先生達よりかは手がかりを持っているはず!」 「……ありがと、A。……でも彼がわたしに会いたくなかったら」 「もーっ! すぐそうやってネガティブモードに入るーっ! 大丈夫。彼は委員長の事嫌ってないって!」 「なんで、そう言い切れるの……?」 「ん~? だって彼、委員長に欲情してたもの」 初めて聞くAの衝撃の告白に、わたしの全身の血が顔に集まったんじゃないかってくらいに火照り出す。 「な、な、な?」 「欲情してたの。無理もないよね。委員長ってばこれだけの胸を持て余してるんだもん」 わたしの背後に回ったAが腕を伸ばし、ガッシィィーンと胸を鷲掴みにする。 「ひゃあ!」 「傍から見てれば一発でわかるよ。本人としては隠していたつもりだったんだろうけどさ」 「そ、そんな……、わたしのこと、を?」 「それにしても、委員長はDカップだったっけ? これだけの質量があれば立派な兵器だよ。……D兵器」 喋っている間もAはわきわきとあたしの胸をもみしだく。 クラスの男子の好奇の視線が限りなく鬱陶しい。 「ちょ……、もう、やめ、……っ」 「冗談はこの辺にしといて……。続きは彼にやってもらいなさい!」 A自作の地図を目前につきつけられる。 確かに真実を知らぬまま日々を送るよりかは、答えを知っておいた方がいいのかも……。 「ありがと。一度行ってみようかな」 「よし、がんばれ。彼に会って、彼の気持ちと白濁液を躰で受け止めてこい!」 「……”白濁液”って何?」 「ちんぽみ○く^^」 ……聞いたわたしがバカでした。伏字の位置が適切でないのもAクオリティといったところか。 「放課後の掃除なら肩代わりするから、放課後になったらすぐ行きなよ? 正直ネガティブな委員長は見ていてつらい」 「ごめん……、迷惑かけてるね。わたし」 「だーっ! シュンとするなってば! そんな顔してたら嫌われるよっ。笑顔笑顔!」 Aの激励に自然と笑顔がこぼれる。 それを見てAも満足そうな笑みを返す。 友達の存在はありがたいと、心から思う。Aの想いに応えるためにも頑張らなければ……。 (よし、覚悟決めた!) 会いに行こう。 会って、彼の答えを聞くんだ。 その答えがどういうものであれ、わたしは受け止めなくちゃいけないんだ。 いま、会いに行きます 362 :横長 [sage]:2007/06/15(金) 21 02 57.91 ID O64ldOko 「えーと? もうちょっと先なの、かな……?」 先ほどからAの地図を片手に彼の家を捜しているのだが、 この地図、駅と目的地、それを道路でつないだだけの単純なもので、 目印になりそうな建物のかわりに、中国産ドラえ○ん等のイミフなイラストが所狭しと書き込まれている。 かろうじて住所は記載されていたので、今ではそれを頼りに彼の家を捜している。 (ったく、Aったらマトモな地図を用意しておいてよ! 早く見つけないと陽が落ちちゃう) 初めて訪れる住宅街は、まるでゴーストタウンのように閑散としていて不安を掻き立てる。 それでも彼に近づけるヒントが得られるのならば、そんな不安もなんのそのだ。 (にしても、彼がわたしに欲情……してた……?) 彼のような幼い少年(同級生だけど)でもやはり、男、なのだろう。 あたしに対してそういう感情を持っていたことに、嬉しくもこそばゆくなる。 浮世離れとはいかないまでも、俗っぽさを持たないピュアな少年。 それが、あたしの中の彼のイメージだ。 それゆえ、彼が同年代の男子と同じ思考を持っている事にギャップを感じてしまう。 (……身体で詫びるってのも、悪くないよね。ウヘヘ) ついつい頭の中で妄想が膨らんでしまう。 全裸に犬のしっぽと犬の耳を付けて四つんばいになり、小動物のような潤んだ瞳でわたしを見上げる彼……。 そんな彼にリード付きの首輪をはめ、下卑た微笑でご満悦なわたし……。 (うぁあ! なーに考えてんだ! しかも『身体で詫び』てないじゃない!) ふるふると頭を振って、自分の頭の中の妄想をかき消そうとする。 こんなBLでもありえないシチュばかり妄想していれば、彼が逃げるのも当然、か……。 当初の目的を忘れそうになってしまう自分の心を戒めつつ、 自ら作り上げた妄想から逃げるように足取りを速めた。 366 :横長 [sage]:2007/06/17(日) 21 59 18.66 ID ThA01Q2o あたしは近所に配置してある地図とAの地図の大雑把っぷりに辟易しつつも、 なんとか住所の番地あたりまで近づいた。 もうすぐだ。彼の家付近で聞き込みをすれば彼に近づくヒントを教えてもらえるはず……。 そう思うと、自然と身体に気力がみなぎってくる。 (念の為、彼の写真を用意しておこうかな。──なんだか刑事ドラマっぽいかもっ) あたしは財布の中から雑誌の切り抜きを取り出した。 これは彼がアーケードゲームの大会で優勝した時に掲載されたもので、 そこにはニカッと満面の笑みの彼(背後にオタク2人とサラリーマン風情がいてとても邪魔)がモノクロで写っている。 以前に彼に写メ取らせてとお願いしたこともあるが、写し出されるのは大抵照れか困り顔のどちらかで、 今にも彼の『にはは~』と声の聞えてきそうなこの切抜きは、あたしにとって値千金の価値がある。 (でも、照れ顔も困惑顔も可愛いんだけどね~……) ──とてててて 背後で人の走る音を聞き、なんとなしにふり返る。 そこには、こんな住宅街には不似合いなほどの美しい容姿を持った少女が商店街の方へ走って行くところだった。 年は12,3才くらいだろうか? 濃い藍色のダッフルコートに灰色のマフラー、レザーのロングブーツといったいでたちだ。 ダッフルコートはぶかぶかで、サイズが合っていないのか袖から手が出ていない。 でもそれが結果的に少女の愛らしさを増加させている。 雪のように白い肌には、少女に似合わぬ大人びた紅い唇が美しいコントラストを生み出していて、 スラリと肩のあたりまで伸びたストレートヘアには、ツヤによって天使の輪が比喩ではなく実際に浮かび上がっている。 そして、何よりも心惹かれたのは彼女がまとっているのは『彼』だけが持ちえる少年のオーラ。 あたしのショタセンサーが、あろうことかこの彼女に対してバリ3超反応している。 彼の血縁者だろうか? でも彼は一人っ子だったはず……。 もしかして、彼の彼女……? あたしは居ても立ってもいられず少女を尾行した。 ここまでの道のりは大体覚えたし、聞き込みならば日を改めてすればいい。 今はこの少女こそが、彼に近づくキーになりえるかもしれない……。 あたしは自分の直感を信じ、気付かれないように彼女の後を追いつづけた。 373 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774 [sage]:2007/06/20(水) 23 27 37.91 ID poWKWtso 「おいすー^^!」 「おうチャンプ、遅かったな!」 「ねぇねぇ、今日って妙にプレイヤー多いよね。……もしかしてドミネイトの新シリーズ入った?」 「……相変わらずチャンプは鋭いでヤンスなぁー」 「ご名答! 待望の新エキスパンション登場っふ! その名も『ダイナミック・ポゼッション』!」 「ダイナミック・ポゼッション?」 「そうっふ、今回追加されたカードは、戦場を≪占有≫することをメインに考えられたカードばかりっふ!」 「ドミネイト(敵部隊を捕獲して自部隊として運用する技)を成功させやすくする変り種カードも増えたぜ!」 「うわぁ、俺好み~! 新カードみせて~!」 「おk。これとかスペックも高くていい感じだぜ ≪仙人医師サジマジバーツ≫。 チャンプなら気に入るんじゃないか?」 「ふむむ……、”これが攻撃するかわりに部隊の背後に張り付き、 その部隊とシンクロして移動/旋回する”……?」 「あきらかにドミネイトを成功させやすくするための能力だが、 足の速い自分の部隊に取り付いて運用とか出来るんじゃないかな?」 「そっか! 取り付く対象は敵部隊でなくてもいいんだ!」 「そういうこと。そのカードあげるから一戦交えないか?」 「ありがと! お礼にサラリーをフルボッコしてあげるね!」 「言ってくれる……。この俺様が黙ってやられるものかよ! ……さぁデッキをセットしな!」 「あ、その前に両替っ!」 折角キメたところを肩透かしにあい、軽くずっこける。 そんな俺の気も知らずにとてててて、と小走りに両替機へ向かうチャンプ。 ──やはりチャンプは可愛い。 チャンプがひょんなことから女の子化してから一ヶ月、 謎の美少女ドミネイトプレイヤーの噂は意外すぐるほどのスピードで広まった。 今ではチャンプ目当てに足を運ぶ輩もいるぐらいだ。 俺達の存在が集客に役立っているのだから、店側はプレイ代金を無料にしてもいいくらいだぜ……。 話が逸れた。 つまり、チャンプは可愛い。そして、好意を寄せている男性がかなり、多くなった。 といっても、チャンプの取り巻きが俺やデ ブガリコンビの怪しい面々なせいもあって、 チャンプに話しかけてくるものは皆無に等しい。 つうか、自分自身を怪しい面々と認めてしまったが、チャンプに近づくものがいなくなるのなら、まあよし、だ。 377 :横長 [sage]:2007/06/21(木) 21 35 44.55 ID ucVFEGUo チャンプが好かれる理由は外見だけに限ったことではない。 どこぞのお嬢様と言われても信じてしまいそうな、美しいがどことなく近づきがたい外見に、 元々人当たりの良い性格(多少生意気だが)が組み合わったことにより、 ラノベのヒロインにありがちな”快活で天真爛漫な美少女”を地でいく存在になりえたのだ。 現実世界では国宝級に珍しいこの少女に、好意を寄せる男が集まるのは必然なのだろう。 そして何より、チャンプといると、楽しい。 ちゃんと聞いたことは無いがデ ブガリコンビもチャンプを好いていると思う。 無論、俺もチャンプの事が好きだ。友達としてではなく、異性としての好き、だ。 だがこの想いを打ち明ける事は出来ない。 女の子化して一ヶ月、チャンプは女としての自分に不慣れであるはず。 チャンプが変ってしまった今も、以前と変らずに接している俺達の存在は、 チャンプの心の支えになっていると自負している。 そんな最中に想いを打ち明けたところで、今の俺達の関係が崩れ去るのは確定的に明らか。 そんなこと俺は望まないし、チャンプも望んではいないだろう。 それでも自らの気持ちを抑えられなくなる時もある。 まあ、その時は若干セクハラ気味のジョークで乗り切るわけだ^^(SS【能登半島】参照) チャンプ自身は茶化されてると思っているだろう。 俺も茶化してると思われるぐらいがちょうどいい。 俺の想いを伝えるのは、チャンプが自らを女として認めてから……。 それがいつになるのか……、一年後、いや、十年後になるかもしれない……。 ひょんなことから男に戻る可能性だって捨てきれないのだ。 もし自らを女として認めたとしても、チャンプと俺の年齢差は10才前後の開きがある。 これは正直分が悪い。 ロリコンは世間的にも肩身が狭い。 それでも俺はチャンプの変化を待つ。待ち続ける。これも惚れた弱みというヤツだ……。 「ツラいぜ……」 「どしたの、妙にシリアスな顔しちゃってさ」 上目遣いで顔を覗き込むチャンプ。 彼女の表情を真正面から見れるのは俺達だけの特権だ。 取り巻き連中のくやしそうな顔を想像して、妙に誇らしくなる。 「おぉ戻ったか。……なんでもね。それより対戦しようぜ!」 「のぞむところだっ!」 「フッ、自信だけはあるようだな。この俺様を見くびらないでもらおう! さぁデッキをセッ……!」 「あ、その前に新カードでデッキ作る!」 再度キメたところを肩透かしにあい、再び軽くずっこける。 ──やはりチャンプといると楽しい。 381 :横長 [sage]:2007/06/22(金) 19 11 21.86 ID TybqaL2o 【我が軍の完敗じゃ。しっかりせい!】 画面上には藤甲鎧に身を包んだ少女(年寄り口調)が自軍の惨状を伝えていた。 (毎度の事だが、やはりチャンプは強い……) 基本的に俺のプレイスタイルは攻撃一辺倒だ。 最高のタイミングで最大のダメージを与えるお膳立てとして策略も使いこなす。 だが、チャンプは対戦相手のやりたい事を瞬時に見抜き、 時には全部隊で、時には策略で、的確なインターセプトで無力化してくるのだ。 自惚れているわけではないが、俺はこのゲーセンで五本の指に入る実力がある。 (何たって全国大会三位だぜ!! ……チャンプは一位だから自慢にもならないが) そんな俺が、気付かないうちにチャンプの掌の上で遊ばされてしまうのだ。 これはゲームの知識はもとより、部隊全体の観察力、猛攻に身をさらしても動じない度胸、 そして何よりセンスが無ければ出来ないプレイスタイルだ。 これはチャンプのような若い柔軟な脳だから成せる技なのだろう。恐るべし。 384 :横長 [sage]:2007/06/23(土) 20 52 21.17 ID w8KmWE6o チャンプの方へ目をやると、筐体に肘をつき、トントントンと右人差し指でこめかみを叩いていた。 これは彼女独特の勝利ポーズだ。チャンプの男の頃からのクセで、当時は憎たらしいだけだったが、 少女の姿だと小悪魔的な魅力があり、思わず顔がほころびそうになる。 実際にほころぶと『キモい……』と一蹴されてしまうのだが。 正直かなり傷つくので、俺はキッっと平静を装う。ちんちんキッ!キッ! (それにしても……、なんなんだ、このギャラリーの数は!) チャンプの背後には、チャンプのプレイ見たさ、もしくはチャンプ自身見たさに 20人ほどのギャラリーが肉の壁を作っていた。 ギャラリーの視線からしてゲーム展開に興味を示している数の方が少ないようだ。 (大抵の奴はチャンプ目当てかよ……。ん? 珍しいな。女の子も混ざってる……) ゲーセンに女性が来るのは別段珍しいことではないが、 カードを使用してプレイする、明らかに初心者お断りなこのゲームに興味を持つのは珍しい。 それに加えてドミネイトのプレイ人工が20代のフリーターから30代のサラリーマンあたりが主なので、 その輪に入って女の子がプレイするとなれば相当の勇気が要るだろうし、抵抗もあるはずだ。 となると、この女の子もチャンプ目当てだろうか? どことなく思い詰めた表情でチャンプを見つめている。 年齢は15~16才位。 年の頃にしてみればかなりの長身である。 (大体160、それ以上はあるだろうか。それに較べてチャンプは140前後…… 勝った!) 全体的に我の強さが垣間見える顔立ち。チャンプとはまた違ったベクトルの美少女だ。 もちろんこの少女が可愛いからといって浮気する事はないから安心して欲しい。……誰に言ってんだ俺。 肩あたりまで延びた髪をカチューシャで後ろにまとめて、惜しげもなくオデコを晒している。 ふっくらとした唇は笑うと可愛らしいのだろうが、今は残念ながらへの字口だ。 切れ長の若干つり上がった目に、黒斑フレームの眼鏡が良く似合っている。 それらのパーツが見事に合わさって、彼女を見た人はあるイメージを浮かべるだろう。 彼女はまさに……。 「委員長っ!!」 チャンプ、それ、俺の台詞……
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138 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/14(木) 21 56 22.18 ID OrZiN78z0 ・・・・・・て・・・ ・・・きて・・・ 声が聞こえる、やさしい声だ・・・ ・・・ぇ・・・・・・て・・・ 誰の声だろう?聞き覚えのない声・・・ 「ねぇ・・・起きて・・・」 チュッ・・・ え???今・・・キスされた!!!!??? 俺「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!!???????!?」 プニッ 女「きゃん!やっと起きてくれた♪キスのおかげかな?それにしても・・・朝からダイタンだね☆」 俺「え?うあぁぁぁぁ!?ご、ごめん!!」 飛び起きた拍子に女の子の胸に顔をうずめてしまった・・・柔らかくて気持ちい・・・じゃなくて 俺「え・・・あれ?」 目の前の女の子を見る、うん、めちゃ好み、かわいいなぁ・・・じゃなくて、こんな子知らない 知らない女の子が俺の部屋にいて、俺を起こしてしかもキスしてきて・・・ 俺「だ、誰だお前は!!!」 女「私を忘れたなんて・・・ひどい・・・」 俺「はぁ?」 コイツはなんだ?勝手に人の家に上がりこんでしかも俺のことをいかにも知っている様に話す・・・ 139 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/14(木) 21 57 36.06 ID OrZiN78z0 俺「新手のストーカーか!!」 女「違うわよ!わっかんないかな~・・・友よ!友!親友のこともわかんないの?」 俺「悪いな、俺には女の親友なんかいねぇよ、そこ動くなよ、今警察に電話するから」 女「ちょっ!待ちなよ!!少しも確かめないでいきなり警察ってあんまりじゃない?」 俺「ストーカーにそんなこと聞いても意味ないだろ!・・・あ、警察ですか?ストーカーが不法侵n・・・」 女「わああぁぁぁ!」ピッ! 俺「なにすんだよ!!」 女「信じてよ!本当に友なんだって!お前が実は結構Sなのもポニテに異常な情熱を燃やしてるのも知ってる!」 俺「すごいな、そこまで調べたのか、で?盗聴器はどこだ?」 女「だからそんなのないんだって!それにストーカーでもない!!」 俺「ストーカーはみんなそう言うんだ!!」 女「んじゃこれを見ろ!」 俺「そ・・・それは友の携帯・・・!!」 女「どう?これでわk」 俺「てめぇぇ!友になにをしたぁ!!」 女「え!?」 俺「友は無事なんだろうな!!死んでたりしてたらタダじゃおかねぇ!!」 女「お前・・・そんなに私のことを・・・///」 俺「お前じゃねぇ!!友をどうした!言え!!」 女「だから目の前にいるじゃん」 俺「・・・ふざけるのもいい加減にしろよ・・・」 女「ちょっと怒らないでよ・・・本当に友なんだって言ってるじゃない・・・信じてよ・・・」 俺「・・・じゃあ100歩譲ってお前が友だとしよう、なんで女なんだ?」 女「朝起きたらこうなってたの」 この女頭おかしいんじゃないか? 友と言い張るだけじゃ飽き足らず女になっちゃいました・・・だと?マジでふざけてやがる・・・ 140 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/14(木) 21 58 52.49 ID OrZiN78z0 俺「そんな話信じると思ってるのか?」 女「信じる信じないじゃなくて実際そうなんだから信じて」 俺「精神病かなにかか?友の携帯用意までしたくらいだからどう見ても計画的犯行だぞ?」 女「そこまで言わなくてもいいじゃない!私は友だって言ってるでしょ?」 俺「・・・じゃあ今から友の家に電話してもいいんだな?そうすりゃ全部わかるんだ」 女「いいよ、んじゃすぐかける」 プルルルルルル・・・ 友母「はい?どうしたの?」 女「俺君が私のこと信用してくれないの」 友母「だから言ったじゃない、普通信じないって」 俺「ちょっと代われ!・・・もしもしおばさん?」 友母「あら、俺君、おはよう」 俺「ほんとにおばさん?」 友母「あら、おばさんの声忘れちゃったの?」 俺「いや・・・おばさんの声だ・・・友いますか?」 友母「そっちにいるでしょ?」 俺「いや、この女誰d」 友母「ああ~、びっくりしたでしょ?女の子になっちゃったんだって」 俺「信じてるんですか!?」 友母「びっくりして色々聞いたけど間違いなく友よ」 俺「そんな・・・なんでそんなに落ち着いてられるんですか!!」 友母「いや、結構驚いたのよ?それに本人が騒いでないのに私が騒いでも仕方ないでしょ? ついでに言うと私は娘のほうが欲しかったからねぇ」 俺「アバウト過ぎですよおばさん・・・」 友母「そういうことだから、私もそろそろ仕事だし、じゃぁね~」 プッ 141 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/14(木) 22 01 06.76 ID OrZiN78z0 俺「・・・・・・」 女「どう?信じた?」 俺「・・・70%くらいな・・・」 女「なんで70%?」 俺「お前が友としても落ち着きすぎて怪しい」 女「まぁまぁ、そこは気にしない♪」 俺「・・・とりあえず学校は休め」 女「え~」 俺「え~じゃない、それ以前にお前その制服はどうした?どこの制服だよ」 女「ネットで取り寄せた、かわいいでしょ?」 俺「いや、そういう問題じゃないだろ」 女「細かいこと気にしすぎだよ」 俺「細かくない細かくない、大事だ」 女「とりあえず、学校休むの?」 俺「お前がな、家に帰れ」 女「つまんないじゃん、一緒に休むならこっちも休んでもいい」 俺「お前なぁ・・・わかった・・・俺も休む・・・」 女「じゃあ休もう♪」 俺「とりあえず家出るぞ、親がうるさいだろうしな」 女「はいはい~」 142 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/14(木) 22 02 24.08 ID OrZiN78z0 そういうと女(友)は窓に足をかけ・・・って・・・ 俺「なにやってんの?」 友「いつものことじゃん」 俺「いや、そうじゃなくて・・・パンツ見えてるぞ」 友「えっち~☆」 俺「玄関から出るぞバカ」 友「バカっていうな~」 とりあえず誰かに見つかると面倒だ、俺たちは通学時間が過ぎるまでは友の家にいることにした 143 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/14(木) 22 03 19.91 ID OrZiN78z0 俺「で、とりあえずお前の家に来たんだが聞きたいことがある」 友「なに?」 俺「なんでお前女になっちまったのに平然としてるんだ?」 友「だって騒ぐようなことじゃないし」 俺「普通は騒ぐだろ」 友「うん、だけどね・・・ちょっと望んでた事なんだ」 俺「はぁ?女になる事をか?」 友「うん・・・結構前からね、なんで僕は女じゃないんだろうって思ってたんだよね だから今日起きて女になってた時どっちかというとすごくうれしかったんだ・・・」 俺「それ間違ってるぞ、絶対」 友「うん、わかってるよ絶対間違ってるって、でもいいんだ」 俺「なんでだよ」 友「んーとね・・・」 そういうと友は俺に寄りかかってきた 144 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/14(木) 22 04 12.18 ID OrZiN78z0 友「ずっと好きだったんだ・・・俺君のことが・・・」 俺「はぁ?」 友「ずっとずっと見てたんだ・・・けど男だったじゃない?だから言えなかったんだ・・・」 俺「待てよ・・・俺はお前をずっと大切な親友と思って・・・」 友「うん、だから尚更言えなかったんだ、俺君、絶対嫌だろうし、私も男と男なんて趣味はないからね けど朝・・・女になっててすごくうれしかったんだ」 俺「俺は・・・お前が元に戻る方法を考えたりしようと・・・」 友「・・・ごめん・・・本当のこと言うと戻りたくなんてないんだ、女になっちゃったからこそ俺君に思いを伝えられる・・・ 回りを気にすることなくね、だから私はこのままでいたいって思う」 俺は友を突き放した 俺「バカなこと言うな!女のままでいいハズないだろ!!」 友「・・・わかってるよ・・・」 俺「わかってねぇ!」 友「・・・わかってるよ!!!」 俺「だったら・・・お前・・・泣いてる・・・のか?」 友は・・・泣いていた 145 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/14(木) 22 05 13.64 ID OrZiN78z0 友「おかしいのはわかってる!私の想いがおかしいのもわかってる!けど・・・けど・・・!! 好きなの・・・男だった時には絶対言えなかったけど・・・どうしようもなく俺君が好きなの!!」 俺「でもさ・・・」 友の突然のキス、甘い・・・いい匂いだ・・・ どのくらいキスをしていたんだろう、10分くらいしていたような感じ唇が離れるのがちょっと惜しい 友「俺君は・・・私のこと嫌い?」 俺「友は親友だ、嫌いなわけないだろ?」 友「じゃあいきなりキスして怒ってない?嫌じゃなかった?」 俺「・・・・・・嫌だった」 友「嘘、途中から俺君から舌からませてきたじゃない」 俺「・・・・・・」 友「キス・・・嫌だった?」 こちらを見上げて囁く友、正直、めちゃくちゃかわいい・・・ 146 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/14(木) 22 06 28.12 ID OrZiN78z0 俺「う・・・その・・・」 友「嫌じゃなかったんでしょ?」 俺「ぐ・・・」 友「ん・・・」 またキス、だけど友は舌をからめてこない、うぅ・・・ 友「やっぱり嫌だった?」 友がニヤニヤしながら聞いてくる、わかってんだろ!?ああ、嬉しいよ!! どうせ自分から舌からめにいったさ!!ちくしょう!嫌じゃねぇよ!むしろ嬉しいよ! 俺「ちくしょう・・・」 友「俺君・・・私のこと・・・好き?」 俺「ぐ・・・」 友「女になっちゃった上にいきなりキスするような私は好き?」 俺「うぐぐ・・・」 友「ねぇ・・・好き?」 俺「だあぁぁ!!やかましい!!!好きだよ!ああ好きさ!これで満足かよ!!」 友「愛してる?」 俺「愛してるよ!愛してるさ!!・・・ってえ?」 友「私も・・・愛してるよ・・・」 カチッ! 147 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/09/14(木) 22 07 48.93 ID OrZiN78z0 俺「なんの音だ?」 友「レコーダー」 ふーん、レコーダーかぁ、一瞬何の音かと思ったぜ・・・ふーん・・・ 俺「ってはぁぁぁぁぁぁぁぁ!?なんだってぇぇ?レコーダー!?」 友「うん」 かちっ!『ねぇ・・・好き?だあぁぁ!!やかましい!!!好きだよ!ああ好きさ!これで満足かよ!! 愛してる?愛してるよ!愛してるさ!!・・・ってえ?』 俺「だあぁぁぁぁぁ!!なにやってんだお前えぇぇぇ!!!!!!!」 友「証拠、浮気したらやだよ?」 俺「お前・・・どこから録ってた?」 友「家に入ったあたりから全部」 俺「まさか・・・あの涙も・・・」 友「涙は女の武器なんだよ♪これからよろしくね!彼氏☆」 頬にキス・・・俺はこれからどうなるんだろう・・・
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835 名前: ◆L97/kAofk2 投稿日: 2006/08/23(水) 00 17 48.01 ID DUXhhE1m0 友「ただいまー」 男「おじゃまします」 友「……あれ?返事無いや」 俺「出かけてるんじゃないのか?」 友「そうなのかな……あ、男君先に僕の部屋行っててくれていいよ」 男「わかった。二階の奥の部屋だったよな?」 友「そうそう。適当に座ってくれてていいから」 男「どうだった?」 友「なんか親類の法事で、夜中辺りまで出かけてくるって書置きがあった」 男「そっか、不謹慎だけどちょうどよかったかな」 友「うーん……よかったんだかどうだか……」 男「なんだよそれ」 友「だって明日になって、家の中に男君いるのが親に分かったら、すごい驚くと思うよ」 男「あの人なら気にしないだろw」 友「で、でも、いくらなんでも朝女の子が僕の部屋から出てきたら……///」 男「あ、そか、女になってたんだっけ……まぁだったら、おばさんにばれないように出てくよ」 友「べ、別に追い出したいとかは一切思ってないからねっ!ただ……!」 男「わかってるって。おばさんに、友は夜な夜な女の子を部屋に連れ込んでるみたいに思わせたくないしなw」 友「っ!?」 男「冗談だってw」 836 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/08/23(水) 00 18 56.16 ID DUXhhE1m0 男「でもそんなに気にするってことは、俺んとこそんなに意識してるのか?」 友「それは……うん、してると思う、かな」 男「馬鹿だなぁ。どうせ明日には無理にでも戻させるんだから、緊張なんてするだけ損だぞ」 友「うう……頭ではわかってるんだけど……」 男「おし……ねぇ、友君、今夜泊まってもいいよね♪」 友「なっ、ななぁっ!?」 男「……プ、アハハハ、かわいいなぁお前w」 友「う……//////」 男「それはそうとさ、シャワー使ってもいいかな?バレーで汗かきまくってさぁ」 友「あ、あぁ……うん、いいよ」 男「じゃあ借りるわ」 友「あっ、タオル用意しておくから」 男「おう、ありがとな」 男「さてと、って俺女なんだよなぁ…………別に自分の体なんだから見てもいいよな……?」 男「(胸あるよ……ええい、触っちまえ!)」 友「男くーん」 男「ひゃわっ!!な、何だっ!?」 友「えっと、タオル置いとくけど……」 男「そ、そっか!ありがとっ!」 友「なんか変な声だったけど、大丈夫?」 男「大丈夫大丈夫っ!別に何でもねーよ!」 友「ん」 837 名前: ◆L97/kAofk2 [トリップ消えたwww] 投稿日: 2006/08/23(水) 00 19 47.78 ID DUXhhE1m0 男「……行ったか」 男「(あー、なんてタイミングで来るんだよ)」 男「(…………ガラス越しだけど……見られたかな……)」 男「って何考えてんだ俺!」 男「(さっきはあいつに意識してるのかなんて聞いて、今度は俺が意識してどうすんだよ……)」 男「………………」 男「おう、出たぞ(平常心平常心……)」 友「あいよー。食べ物、ここにあるの食べてていいよ」 男「お、ありがとう」 男「ふぅ……なんだか落ち着かないな」 男「(ありえないよなぁ、友意識するなんて)」 男「……あーくそ!ゲームでもやってるか」 男「お、あがったか」 友「……ど、どうしたの?」 男「何が?」 友「だって、その座り方……」 男「?……っ!?いや、別に何でもっ!(やべぇ、自然と女みたいに座ってた!?)」 友「……そう」 男「そうそう!何でもないんだって!」 838 名前: ◆L97/kAofk2 投稿日: 2006/08/23(水) 00 23 55.61 ID DUXhhE1m0 男「やべ、眠くなってきた……まだ11時だってのに……」 友「疲れたんだよ。あれだけ動いたんだし寝たら?」 男「大丈夫だと思ったんだがなぁ、わり、寝るわ」 友「あ、俺君ベッド使ってくれていいから」 男「悪いって。いつも通りこのクッション使って寝かせてもらうわ」 友「い、いいから!疲れてるんだしベッド使って!!」 男「め、珍しく押し強いな。じゃあ使わせてもらうよ」 友「じゃあ電気消すね」 男「おう」 男「(あーすぐ寝そうだ……あいつがもう寝てたりしてなw)」 男「(そういえばこれ、友のベッドなんだよな…………)」 男「(……ってまた何考えてんだ俺は!意識しないようにしたはずなのに!)」 男「…………寝れねぇ//////」
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